ゆっくりと考えている時、脳細胞は程よく動いている


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「ゆっくり答えを出す」とは、悩むこととは違います。一つひとつ区切って、時間をかけて考えていく作業です。

一つひとつ区切ることで、一つひとつの脳番地にゆっくりと自覚させていくわけです。

コツとしては「急いでやろう」と意気込まないことですが、そのような作業を続けていけば、結果的に速度も上がっていきます。

逆を言うと、「早く考えなさい」「早く答えを出しなさい」と、子どもたちを直接的であれ間接的であれせかすことは、その子たちの潜在能力を伸ばすのにはつながりません。
仕事ができる人の脳 できない人の脳』(加藤俊徳 著/Discover21)より

■ゆっくりと考えてみる
スピード重視の世の中だからか、ニュースなどを観ていても、「もっとゆっくり考えてみればわかるのにね」なんて言っている時があります。自分で自分を急かしてしまって、空回り。私も極々あるように思います。ここ最近は、まずは朝に日記を書いて、一日の行動計画を考えて…とするようにスタイルを変えて、「今日はここまで」と一区切りを設けるようにいています。

■自分で考えてみる
思い返せば、子どもの頃、分からない漢字がある時に「これはどう読むの?」と父親に聞いたら「自分の辞書で調べなさい」と、繰り返し言われました。「自分で調べた方が覚えられるぞ」ということで、子どもながらに「勿体ぶらないで、教えてくれたらいいのに…」と内心思ったものですが、いざ辞書を開いてみると、様々な意味や凡例が載っていて、思いも寄らない発見や想像力を広げるものにも出会い、父親の思惑どおりに、まんまと楽しんでしまっている。そういう記憶って、今でも染みついています。

■区切りを持って考える
「考える時間」と「作業をする時間」とが混在してしまい、十分に考えられない状態があることがあります。その時は意識的に気になる物事をシャットアウトし、課題を分解し、掘り下げて考えていく時間を作ると、適度に掘り下げられます。ここでは「急いてはだめ。急がば回れ」です。知らず知らず“ながら作業”をし効率ダウンしている。今は考える時間、作業する時間、話し合う時間と区切って、問題や確認事項は個別にリスト化。それぞれ使っている脳の分野が異なり、結果的には脳の成長につながる行動習慣になるようです。

★ぷち日記
今日は実家の地区行事「収穫祭」がありました。母は炊事係のために早く出かけたので、私は出来上がりまで父のお世話係をして、行事が始まる時間に、車でコミュニティーセンターまで父を送っていく係。久しぶりに地区の皆さんにもご挨拶をして、幼い頃の思い出が蘇りました。
午後はバドミントンの練習へ。来月にはダブルスの大会があり、当日ペアで組むもうすぐ二十歳の女の子と一緒にコートに入って練習しました。今日は「攻撃は最大の防御なり」と言い聞かせて、いつもより攻めを頑張った。大会が楽しみです。
昼には一本原稿を作り、バドのあとは明日月末ということで事務所で少々支払い準備などの事務処理。11月は濃い時間が多かったな、と振り返ってみたり…。