純粋な願いはいつか形になる。


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何かを良くしたいと思う気持ち。純粋に欲しいと願う心。
それはいつか形になる。細い水の流れが寄り集まって一つの河川になるように、正しい願いは時を重ねて形象を持つ。つまり現実に働きかけるのだ。この能力は地球上のあらゆる人間が所持する。願うという不思議な行為の本質はそこにあると思う。
心理コンサルタント才希と心の迷宮 (メディアワークス文庫)』(似鳥航一 著)

■思いは束になると
前回に引き続き、この小説の後半から。主人公梓は、心理カウンセラーの才希から「自分の中に形を成さない大きな願望が眠っている」と指摘されてから、それが何なのかを考え始めます。そんな“形を成さない眠っている大きな願望”というのは、誰しも持っていると思います。一見、夢も希望もなくて現状が一番と思う時があっても、自分でももやもやしてつかみようのない“形の成さない願望”があったりしませんか?話しだしてみる、ノートに書き始めてみると、思いの他出てくる・・・という時、これは“形”を見つけるチャンスかも知れません。

■1度でピンと来るときもあれば、何度も繰り返すと分かってくるものもある
かく言う私も、“形の成さない願望”について、自分なりに対峙しているところと言えます。このブログも100年日記も、その狙いの本質は、これを少しでも“形あるものとして輪郭をつかむこと”なのかも知れません。1度でピンと来るものもあれば、何度も書いて、書いて…なんとなく方向性はこれなんだろう、という部分に突き当たります。でもこの探求は、強弱をつけながらも、恐らく一生涯の道のりの中で、あきらめなければ見つけられるものだろうと、読んでいて感じました。勇気のようなものです。それが、抜粋部分の「河川」というものでしょう。

■あきらめず問い続ける
1日30分でも1時間でも、自分自身と対話して、とことん自分を見つめる時間を持つことは、この宝さがしをしているようなもの。この時間を確保できるか否かは、自分自身の心境を物語っていると、私自身は感じています。メンタルが落ち着いていれば自分と向き合う時間は取れて、何かに追われていて焦っているものがあると、集中する時間が取れない。そんな時こそ、意識的に、切り替える時間をとると、見えない焦りや不安、ちょっとしたことでも過敏になる不平不満などを消し去ることができると思っています。

☆ぷち日記
明日から3連休ですね。連休前はどうしてもやらなくちゃということに追われます。そして、週明けに持ち越したくなくって、予定以上にこなしている傾向があります。目先のことに追われず、遠くを見て、行動を選択していきたいものですね。


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